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ソーシャルレンディングのリスク

こんにちは。サンロック(@investor77777)です!

近年、ソーシャルレンディングと呼ばれる投資が、人気を集めています。

TVでも取り上げられるようになり、一部のサービスでは申込ができないほどの過熱ぶりを見せ始めていますね。

株とは異なり相場の変動を受けにくく、高利回りが得られるということで、資産運用の一つとして大注目のサービスと言えると思います。

一方で、リターンが大きい分、さまざまなリスクがあるのも事実です。
今回は、そんなリスクに着目し、リスクを減らす方法を考えてみました。

ソーシャルレンディングの現状

市場は急拡大

ソーシャルレンディングについては、耳にしたことはあるものの、手が伸びない。
どこか胡散臭いと感じる方も少なくないと思います。

しかし、水面下ではものすごい勢いで市場が拡大しています。

貸付型クラウドファンディングとも呼ばれますが、多くの人が認知している一般的なクラウドファンディング市場において、9割以上のシェアを占めています。

ニュースなどでは、寄与型の話題が目立ちますが、実態はソーシャルレンディングがほとんどを占めています。

なぜ話題にならないのか?

ソーシャルレンディングがなぜ表で話題にならないのか?というと、

・日本人はお金儲けの話をしたがらない
・リスクがあって人にすすめにくい

という側面があると言われています。要するに投資している人は増えているものの、IPOのようにひっそりやっている人が多い状況です。

ソーシャルレンディングのリスクとは?

リスクは大きく分けて3つ

ソーシャルレンディングのリスクに目を向けると、大きくわけて3つのリスクがあると考えられます。

・遅延リスク
・貸し倒れリスク
・事業者リスク

遅延というのは、投資家が貸したお金が予定通りに返ってこないことを指します。貸し付け先で何らかのトラブルが生じ、資金回収に遅れているケースです。

貸し倒れと言うのは、投資したお金が返ってこない案件。
このように聞くとかなりのハイリスクに感じますが、日本において貸し倒れの事例はほとんどありません。

むしろ、もっとも注意しなければならないのが事業者リスクです。

事業者リスクとは?

事業者リスクと言うのは、ソーシャルレンディングを仲介している事業者に不慮の事態が起きることを指します。

代表的なのが、倒産リスク。

もし、ソーシャルレンディングの事業者が倒産してしまうと、投資したお金が返ってこない場合があります。また、倒産だけでなく、何らかの不備・不正を働かせていた場合、投資したお金が戻ってこない恐れがあります。

東京証券取引所を通じて株式投資をするのとは異なり、ソーシャルレンディングは事業者を通じて投資するので、事業者リスクというものを考えなければなりません。

ソーシャルレンディングのリスク対策

遅延リスクの対策

一般的に、ソーシャルレンディングにおいて遅延が発生すると、大事件であるかのように騒がれることがありますが、遅延そのものはどんな事業者でも必ず発生します。

そのため、遅延が発生することは前提として投資しなければなりません。

例え遅延が発生しても、貸し倒れにならなければお金は戻ってきます。その際に、元本割れする恐れはありますが、幅広い分散投資をすることでマイナスの金利分をカバーすることは可能です。

また、貸し倒れリスクについては日本で事例は少なく、よほどハイリスクな案件に手を出さなければリスクは限定的と考えられます。

事業者リスクの対策

このように考えるとやはりもっとも注意すべきなのが事業者リスクです。

信頼できる事業者に投資することが、もっともソーシャルレンディングではリスクを押さえる近道になります。

最近では、ラッキーバンクが行政処分を受けましたが、投資家の中では

「まさかラッキーバンクが」
「ラッキーバンクがこんなことになるとは思わなかった」
「ちゃんとしているように見えた」

という声が出ていました。

このように信頼していた業者でも行政処分を受けるケースがあるのは念頭に入れておく必要があります。

実績のある事業者を選ぼう

ソーシャルレンディングにおける最大のリスク対策は、実績のある事業者を選ぶことです。

基本的には知名度が高く、信頼性が高いこと。

さらに、遅延といったトラブルが発生した際に、無事に回収できたかどうか?も見ると良いでしょう。

例えばSBIソーシャルレンディングは、過去に遅延を発生させたことがありますが、その経過を報告し、きっちりと回収に成功しています。

こうした事業者であれば、不測の事態が起きても安心と言えます。

信頼できる事業者の見極め方

最後に、信頼できるソーシャルレンディング事業者の見極め方について個人的な見解を述べておきたいと思います。

ここがしっかりできれば、リスクの大半は押さえることができるはずです。

まず、原則的に株式上場している事業者に投資するのがおすすめです。
具体的には、

  • SBIソーシャルレンディング
  • オーナーズブック
  • LCレンディング

株式上場している企業は、さまざまなコンプライアンスを通過しており、社会的な目が厳しいため不正は働きにくい状況にあります。

また、親会社を抱えていることが多く、万が一のことがあっても倒産リスクは低いと考えられます。ゆえに初心者の方は、上記の事業者に投資するのがベターでしょう。

ただ、遅延リスクは必ずつきまとうので、安心ということはありません。信頼できる事業者に投資し、かつハイリスクな案件に手を出さないことも大切です。

直接話を聞く

事業者から直接話を聞くのは見極める上で重要な手段です。

最近は、セミナーを積極的に開催する事業者も多く、余裕があれば参加した方が良いでしょう。そして、気になることがあれば積極的に質問しましょう。

TVで取り上げられて人気が爆発したクラウドクレジットですが、一般的には海外投資ということでハイリスクな印象を受けます。

また、遅延リスクを考慮するとなかなか手が伸びにくいかもしれません。

一方で、何回か代表の方や社員の方と直接話せる機会がありましたが、そこで目指す方向性や理念を知ることができ、そこで投資したいと思えることがありました。

クラウドクレジットは第一生命をはじめ、多くの企業が出資していますが、勝手な印象ではなく話を聞くことで気づかされることがあります。

全体のまとめ

ソーシャルレンディングはミドルリスクミドルリターンであり、これから更なる人気化が予想されます。

既に気づいている人は気づいていて、人気サービスでは申込が殺到しています。

ただ、後で後悔しないためにもリスクについては認知しておき、リスクを許容した上で投資していくことが大切です。

事業者や案件を見極めることで、上手に高利回りを享受していきましょう。

 

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