こんにちは。サンロック(@investor77777)です!
今回はソーシャルレンディングの中でも、人気を二分するSBIソーシャルレンディングとオーナーズブックの比較を行いました。
どちらも「即時売り切れ」になるほどIPO並みに人気は過熱していますが、ソーシャルレンディングを始めてみたい、両者の違いを知りたい方に向け、分かりやすく2つの違いをまとめておきたいと思います。
IPOも当たらないし、良い投資先がないなと感じる方は、ぜひチェックしてみて下さい.
一目で分かる目次
SBIソーシャルレンディングもオーナーズブックの共通ポイント
IPO(新規公開株)と並ぶ人気ぶり!
SBIソーシャルレンディング(SBI-SL)もオーナーズブックも、投資の申し込みは過熱しており、数億円の募集ファンドが数分で埋まることも少なくありません。
SBI-SLは直近で一部のファンドで遅延が発生したことでややトーンダウンしましたが、すぐに盛り返し、オーナーズブックでは8月に最低投資金額50万円の「エクイティ型ファンド」が数分で売り切れています。
なぜ投資の申し込みが殺到しているのか?
両者に共通するポイントとしては不動産投資が含まれている点になるでしょう。
一般的には不動産型クラウドファンディングとも呼ばれますが、ご存じでない方は下記でもくわしく解説しています。
→不動産クラウドファンディングとは?
SBIソ-シャルレンディングもオーナーズブックも、もっとも身近な不動産投資ができるということが大きなポイントになります。
本来、ハードルの高い不動産投資で少額ができ、かつリートのように市況に影響されず、利回りが良いというのが人気の理由と考えられます。
SBIソーシャルレンディングとオーナーズブックの違い
扱うファンドに大きな違いはない
SBIソーシャルレンディングのファンド(案件)は多岐に渡りますが、オーナーズブックは不動産特化型となっています。
ただし、SBI-SLの主力ファンドは不動産関連となっているので、大きな違いはありません。
期待利回りはSBIソーシャルレンディングが高い
一方で、期待利回りについてはSBIソーシャルレンディングの方が高い状況です。
利回りの比較
- SBI-SL 不動産担保ローン事業者ファンド 3.2~6.5%
- SBI-SL 不動産バイヤーズローンファンド 7%
- オーナーズブック 通常のファンド 4.5~5%
(オーナーズブックは2018年7月に登場したエクイティファンドの期待利回りは高いですが、まだ商品数が少ないので割愛しています)
SBIソーシャルレンディングでは、オーナーズブックと同じように不動産担保がつきながらも、利回りが6.5%との人気案件があります。
一方、利回りで比べるとオーナーズブックはソーシャルレンディングとしては、期待利回りがそれほど高くないという印象です。
保全性はオーナーズブック(Owners Book)が高い
SBIソーシャルレンディングの方が期待利回りが高いですが、一部の不動産バイヤーズローンファンドでは遅延が発生している点は注意が必要です。
一方、オーナーズブックではこれまで遅延は見られておらず、利回りが低くなる分、保全性の高い運用が行われていることが分かります。
オーナーズブックのLTVは80%以下
具体的には借金比率を表す指標であるLTVが80%以下に抑さえられており、しっかりと保全性を確保しています。
目に見えない部分ですが、不動産会社として上場する専門性を生かし、細かい配慮がなされているのがオーナーズブックの特徴。
実際に目の肥えた人ほど、オーナーズブックに投資する傾向にあります。
このように見ていくと、ファンドや利回りだけではSBIソーシャルレンディングと、オーナーズブックの優劣はつけにくいと考えられます。
SBIソーシャルレンディングとオーナーズブックの手数料の違い
ソーシャルレンディングで気になる手数料ですが、どちらも口座管理、維持費はかかりませんので、負担するものとしては入金・出金手数料があります。
SBIソーシャルレンディング
- 入金:お客様負担
- 出金:無料
オーナーズブック
- 入金:お客様負担
- 出金:300円
SBIソーシャルレンディングの方が出金手数料がかからないので良心的です。少額投資の場合、こうしたディテールは重要と言えるでしょう。
分配方法の違いにも注目
手数料に加えて、SBIソーシャルレンディングの方が優れていると感じるのが、分配方式です。
SBIが毎月分配であるのに対し、オーナーズブックは四半期ごとの分配を実施しています。
毎月分配が明確である一方、四半期ごとの分配は分かりにくいのがデメリットですね。
投資している実感や楽しみはSBIソーシャルレンディングの方が上と言えます。
どちらも高い知名度と信頼性をほこる
SBI-SLもオーナーズブックも人気が過熱しているだけあり、運営会社が上場しており、信頼性は申し分がありません。
赤字経営が多い事業者において、オーナーズブックは黒字経営で業績も好調。
実績はSBIソーシャルレンディングの募集実績はmaneoに次いで業界2位となっていて、実績という点ではSBI-SLに分があると言えそうです。
SBIグループの安心感は大きい
またSBI-SLはSBIグループとなりますので、SBI証券など株やFXに慣れ親しんでいる人でも投資しやすいメリットがあります。
SBIグループは知名度も高く、その点でもやはり安心感があります。
そう考えるとブランディングという点では、SBIソーシャルレンディングが上回ると言えるでしょう。
現状ではSBIソーシャルレンディングの方が上か?
大まかに見ていくと、SBIソーシャルレンディングとオーナーズブックではSBI-SLの方が条件的には上回っているかなという印象を受けます。
ただし、SBIソーシャルレンディングの方が商品の種類が多い分、リスクも高く、遅延が発生した案件があるので注意が必要となります。
どちらの口座も用意しておいた方が良い
SBIソーシャルレンディングとオーナーズブックですが、業界最大手のmaneoマーケットが行政処分を受けたことで、現在、投資家が殺到している状況。
人気が過熱しているため、結論としては二つの口座を用意しておくことが最善です。
どちらも用意した上で、興味のある案件が出たら投資を検討するというスタンスにしなければ、投資できずストレスが溜まりかねません。
口座開設は無料なので、時間がある時に一緒に作っておくと良いでしょう。
SBIソーシャルレンディングとオーナーズブックについては、それぞれ分かりやすく解説した記事がありますので、こちらで最終判断すると良いと思います。
SBIソーシャルレンディングの公式サイトはこちら
リスクや遅延には注意が必要
ソーシャルレンディングには遅延や、最悪の場合、貸し倒れと言ったリスクがあり、元本が保証されている投資ではありません。
どちらのサービスにも言えることですが、利回りが高いファンドほどリスクが高まるので注意が必要です。
また、近年は事業者に行政処分が下されるケースも増えてきており、安心できる業者選びも重要となっています。投資を検討する際は、自己責任の上で、きちんとリサーチをして投資していきましょう。
SBIソーシャルレンディングの特集記事はこちら
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