こんにちは。サンロック(@investor77777)です!
仮想通貨の代表といえばビットコインですが、ビットコイン以外の仮想通貨で現在、最も注目されている仮想通貨が2つ存在します。
1つがビットコインに次ぐ時価総額を誇るイーサリアム。そして時価総額3位のリップル(XRP)です。どちらも今後、世界を一変させる将来性を秘めたシステムを持ち、注目を集めています。
このページでは「リップル」の特徴と将来性、欠点について考察していきます。
一目で分かる目次
リップルとは何か?仕組みについて
リップルとはなにか?この問いに対して実は3つの答があります。
一つ目の答えが、企業としてのリップル。そして送金ネットワークとしてのリップル。
最後に仮想通貨XRPとしてのリップルです。
なお、投資家の間で語られているのは仮想通貨XRPとしてのリップルになります。
リップルが有望と言っても複数の意味があることは、注意してください。
ビットコインとリップルは別物
ビットコインは通貨でありながら発行主体である中央管理者を持たず、ブロックチェーンと呼ばれる技術により、有志によって管理されています。
通貨の発行も管理者がいない分「マイナー」によって行われる「マイニング」という作業を通じて市場に供給される仕組みです。
リップル(XRP)は明確な管理会社がいる
しかし、リップルは違います。リップルには明確な中央管理者である企業が存在し、リップルの未発行通貨もリップルの運営元であるリップル社や、リップルに出資する企業が握っています。
リップル社は少しずつ市場にXRPを解放していて、ビットコインのようなマイニングという作業で手にいれるということはできません。
投機的な視点では欠点もある
管理者がいるという点で、ビットコインと比べると幻想が抱きにくい側面があります。
これは投機という観点においてはデメリットです。
リップルの目的と将来性
リップルには明確な目的があり、将来性を考える上で最大のポイントになります。
リップルの目的は「Iov」の実現。直訳すると「価値のインターネット」を実現させるということです。
リップルの最大の目的とは?
価値のインターネットの実現、それは情報がインターネットによって瞬時に世界中を移動できるのと同じように「お金」も瞬時に世界中に移動させるものです。
具体的には国際間送金をより早く、そして安価で行える仕組みを創る。
これがリップルの最大の特徴であり、第一目的です。
これまでの国際送金の仕組み
これまでの国際送金の仕組みは、例えばA国からB国に送金したい場合、A国はまずB国と取引のある銀行を探す必要がありました。
そのため、国際送金は時間を有し、さらにそれぞれの銀行で手数料も徴収されますので、送金者は多額の手間と手数料を支払う必要がありました。
リップルの送金システムは世界の銀行を繋ぐ
この仕組みを今後、変える可能性があるのが送金ネットワークシステムのリップルです。
リップルの送金システムは、世界の銀行をリップルネットワークで繋ぎ、銀行間の送金を数秒以内で完結させるというシステムです。
実際に、一部の国ではその実験準備が始まっている状況です。
シンガポールの銀行でリップルを使って送金をする準備が整ったらしいですぞ。#XRP #ripple #リップルhttps://t.co/4SzhBUx0a1
— X (@mnag_ma) January 11, 2018
Reise銀行によるリップルを利用したカナダからドイツの即時国際送金について https://t.co/T2HlfOHT7N pic.twitter.com/3h2YfWGo7P
— bit-fan.com (@bit_fan_com) January 13, 2018
ただ、現段階では本格的な普及の兆しはなく、期待が先行している状況です。
XRPはブリッジ通貨である
リップルの仮想通貨XRPは、国際送金の際のお金とお金を変換する際の繋ぎの通貨として使用されます。
こうした通貨は、ブリッジ通貨と呼ばれています。
また、XRPには不正アクセスを防止する機能も備わっています。
不正アクセス防止策の仕組み
リップルネットワークに不正にアクセスを試みた場合、防御策として不正アクセス者に対し、システム手数料であるXRPの価格を釣り上げていきます。
不正アクセス者はリップルのネットワークに関与するたびに多額のシステム手数料を支払う必要があり、不正アクセスを断念せざる得ません。
今後リップルの将来性の予想は?
国際送金のに大きく貢献する可能性のあるリップルですが、改めて今後の将来性を予想する上で重要なキーワードがあります。
それが「インターレジャープロトコル」と呼ばれる言葉です。
インターレジャープロトコルの将来性
このインターレジャープロトコルとは、一言で表すと「規格の統一化」です。
これは形の異なる金融システムをリップルネットワークで繋ぐことを指します。
現時点でリップルが有望とされるのは、この点が唯一無二とされているためです。
規格の統一化を実現できるのはリップルだけ?
仮に銀行が独自の仮想通貨を発行しても、それが世界規格になるとは考えられません。
一方、リップルであれば世界中の規格を統一化することが可能です。
そう考えると現段階で、リップルの将来性は高いと考えられます。
リップルの価値を予想する上でのポイント
リップルは仮想通貨としては高騰と暴落を繰り返していますが、長期的にはその価値を伸ばす可能性があると考えられます。
国際間の移動がポイント
理由として、これからはさらに国際間の人の移動が激しくなるのは間違いないためです。日本でもますます外国人労働者は増加していくでしょう。
そうなった場合、外国人労働者や海外赴任の会社員などが自国に送金をする機会も増えていきます。
現行の国際送金システムのデメリットを解決できる
現状の国際送金のシステムだと、前述したように手間と手数料を徴収されますので、あまりにもデメリットが多い状態です。
ここでどこかの銀行や大手企業がリップルの送金システムを採用してマーケティングを行うと、利用者はそちらに移行するでしょう。
リップルに関する注意点
リップルに関しては、リップル社は将来性があっても、リップルコイン自体には価値がないのではないか?という指摘も良く見られます。
リップル社の決済システムは将来性ありそうだけど、本来XRPの価格とは関係ないのでは。仮に将来このシステムが金融機関に徐々に普及し、XRPも決済手段の一つとして使われ始めるなら、リップル社・金融機関としても価格の安定性を望むよね。
— opo (@hayatospace) December 31, 2017
鋭い指摘であり、留意しておきたい問題ではあります。
逆に言えばXRPの価値と紐づけられれば可能性を残しているとも言えます。
リップルは将来性が高く期待は大きい
仮想通貨ではビットコインが大きな注目を集めていますが、将来的にはリップルが大きく躍進する可能性があります。
しかし、現時点では賛否両論が飛び交っています。
リップル社の提供するリップルネットワークは、世界の金融システムを一変させるほどの将来性を秘めますが、大きく普及するか否かはまだ読めない状況です。
世界中の金融システムが変化するのは必然
2018年以降、ヒト、モノ、カネの流動性は今よりもさらに大きな潮流となり、その動きに比例して世界中の金融システムは確実に変化していきます。
特に2020年、日本ではオリンピック、ドバイでは国際博覧会が行われます。ドバイは、2020年には世界初のブロックチェーン都市を目標としています。
その中でリップルに代わる国際送金システムが登場しなければ、リップルが広がっていく可能性は高いと言えるでしょう。
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