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IPO当選確率

インターネット上では、日々IPOの当選報告で溢れています。

しかし2018年以降、実質的な当選確率は極めて低下してきているのが実情です。

状況の変化に対応することは大切であり、今回はIPO(新規公開株)との向き合い方について一度整理しておきたいと思います。

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IPOの当選確率は厳しい状況にある

IPOをしていてなぜ、自分だけが当たらない?

そう思う方がいるかもしれませんが、むしろそれが普通です。

インターネットから参加できるIPOの場合、SMBC日興証券から参加することで大まかな抽選確率が把握を把握できます。まずは、こちらを見てみましょう。

楽天証券でも把握できますが、副幹事となりますので、当選確率は参考になりません。

あくまで主幹事における当選確率を知っておく必要があります。

有望なIPOの場合の当選確率の目安

日興証券において、有望IPOにおける申込数は今や60,000を超えるようになりました。

当選枚数は少なくて300枚、多い時は900枚程度の時があります。(大型の場合はそれ以上)

それぞれの間をとって割り出される当選確率は、約1%。
10回チャレンジして当たる確率は、約6.34%となります。

なお、当選枚数が少ない場合の当選確率は、0.5%となります。
10回チャレンジして当たる確率は、3.17%です。

当選枚数が少ないIPOに申込続けるのは分が悪い?

こうした数字を見る限り、IPOにおいては当選枚数が少ない時に参加するのは時間と労力という観点で必ずしも望ましいとは言い切れなくなりつつあります。

膨大な数のIPOに参加するには時間的なコストがかかります。

IPO自体は無料で参加できる宝くじのようなものであり、原則的には参加する方が良いですが、あまり当選枚数が少ないものについては、人によってはわざわざ参加する必要はないと言えるかもしれません。

IPOの当選確率との正しい向き合い方は?

インターネットを見ていると、IPOの当選報告ばかりが目につきます。

店頭から配分された、ネットで当選した、SBIチャレンジポイントで当選したなど。

ただ、実態的な当選確率は1%を切ることが多く、殆どの人々が落選し続けています。

もう何年も当選していない、全然当たらないと思っているのであれば、それが普通です。

ネットの情報だけ見るとIPOをしなければと思うものですが、統計的データで考えるのであれば、決して表に出てくる情報だけをうのみにしてはいけません。

当選枚数が水準以上の場合に、主幹事から参加する

IPOとの向き合い方としては、原則として主幹事から参加することが原則になります。

主幹事でなければ当選枚数はないに等しく、何年続けたとしても当選は現実的ではありません。

また、主幹事から参加する場合も、当選枚数が少ない場合は、現状の競争率から考えると当選はほぼ困難と言えます。

そのため、当選枚数が水準以上の場合に、主幹事から参加するというのがベターです。

証券会社によっては当選枚数が少なくても参加する

ただし、主幹事が以下の場合は、当選枚数が少なくても参加します。

  • 大和証券
  • 三菱モルガンスタンレー証券

上記の2つは個人配分が多い、あるいは競争が激しくないと言えるため、当選枚数が少ない場合でも参加する価値があります。

逆に、みずほ証券といった大手で参加してもほとんど当選は期待できないと感じます。
(あくまで個人的な体感による感想です)

当選確率の高い大型IPOに力を入れる

時間や労力を考えた場合、あえて現実的に当選確率の高いIPOに力を入れるのも手。

最近ではメルカリ、少し前ではJR九州など。

これらはかなり人気もありますが、当選枚数も多いので運が良ければ当選できます。

普段のIPOは無理なく最低限は参加しつつ、大型IPOの時はしっかり申込むのは費用対効果の高い手法でおすすめです。

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投資の費用対効果を考えないと労力の無駄になる

インターネット上では昔も今も、IPOの当選報告が後を絶ちません。

しかしながら、あきらかに人気は過熱の域を超えて、費用対効果を考えなければ時間や労力を無駄にしてしまう恐れが出てきています。

これがブロガーさんであれば、それ自体をネタにできるので無駄にはなりません。

しかし、一般の方が真に受けて全てに参加してしまうのはリスクを伴う状況です。

IPOを取り巻く変化に対応しながら投資しよう

これまで挙げたように、IPOを取り巻く環境は変化しており、その変化に対応しながら投資していくことが大切です。

当選が期待できるIPOに投資するのは費用対効果が高いですが、そうではない案件も確実に出てきており、その場合は他の投資に目を向けてみることも大切です。

IPOは魅力的な投資ですが、時に疑いの目を持たないと目に見えない損失をこうむる恐れがあり、今回は明記しました。

私自身も、当選があまりに現実的ではないものについては、初値予想ではなくセカンダリーなど別視点で考察していきたいと思います。