こんにちは。サンロック(@investor77777)です!
近年は、IPOの人気化に伴い「当たらない」という声が急増しています。
あまりにも当たらないことで、IPO投資をやめたという人も出てきているほどです。
IPOは初心者の人でも手軽に利益が得られるメリットがある半面、競争激化によるデメリットも見逃せなくなりました。
そこで本記事では、IPOで当たらない時にやるべき対処法をまとめました。
最新のIPOの傾向(2019年以降)
競争率の激化により、主幹事以外からの申込による当選は難しい状況となっています。
元々、人気の投資でしたが2015年の日本郵政のIPO上場が成功を受けて、一気に参加者が増えたと考えられています。
一般論には注意が必要
IPOについて検索すると、当選のためには証券会社のルールを理解しようと書かれていることが多いですが、そもそも副幹事では配分される枚数が少なく、数年続けても当選ゼロの可能性があります。
現在は主幹事からの参加が前提となりますが、それでも争奪戦となっています。
数年前とは状況がガラッと変わっているため、注意が必要です。
大幅な利益が狙える一方、飽和状態になっている点は抑えておく必要があります。
その上で、対処方法を見て行きましょう。
IPOが当たらない時に意識したい5つのポイント
証券会社を増やす
IPOに当選するためには証券会社を増やすことがベストな選択となります。
ネット証券の場合は、一部を除けば平等抽選となりますので、証券会社を増やした分だけ当選確率は上がります。
ただ、前述してきたように主幹事でなければ、当選が見込めない状況となっているため、主幹事としての登場回数が多い証券会社から作りましょう。
IPOの主幹事として登場が多い証券会社
- 野村證券
- SBI証券
- 日興証券
- 大和証券
上記は、主幹事率が高く優先的に口座開設されるべき証券会社となります。
特に野村證券は「前金不要」となっており、当選してから入金すれば良く、事実上タダで申し込むことが可能です。
前金不要の証券会社はかなり重宝します。
SBI証券に関しては主幹事率が高く、落選してもポイントが貰え、ポイントを貯めることで確実にIPOに当選できる仕組みがあります。
また、あまり知られていませんがSBIは資金量に応じて当選確率が高まります。
IPOの後期型の証券会社を利用する
IPOでは「後期型」と呼ばれる証券会社が存在しています。
後期型とは、一般的なIPOのスケジュールとは異なり、時間差を置いて抽選申込を受け付けることを指します。
例えば通常は12月初旬申込のところが、12月中旬申込になるといった形です。
後期型の代表的な証券会社は以下の通りです。
- 松井証券
- 岩井コスモ証券
- 楽点証券
IPOは資金力がないと全てに参加できないことがありますが、後期型を利用すれば資金難は解消されます。
後期型IPOはあまり注目されていませんので、狙い目ということもできます。
主幹事ではないため簡単には当たりませんが、当選確率を上げる上では注目しておきたい制度になります。
店頭からの参加も検討する
どれだけ頑張って、何年続けてもIPOに当たらないという場合は店頭からIPOに参加するのも一つの手です。
ネット申込と異なり、証券会社の店頭でIPOに申込むと「裁量配分」となるため抽選ではなくなる点がポイントです。
一般的に店頭では、その証券会社の上客でなければIPOは回して貰えないと言われます。
ただ、IPOがさばき切れない大型株の場合は回して貰えることがあります。
証券会社から回して貰えるIPOは微妙なものが多いですが、良いものもあります。
ネットの異常な競争率の厳しさを考慮すれば、店頭との併用は有効な手段になり得ます。
資産家が多い都心の一等地に構える証券会社では相手にされなくても、地方の証券会社などは特に狙い目になる可能性があります。
当落はメールで確認する
繰り返しになりますが、IPO(新規公開株)は基本的に当たらなくなってきています。
そのため毎回、
- ログインする
- 落選するのを確認する
といった工程を行うのは、精神的な負荷が積み重なってくる恐れがあります。
あまり知られていませんが大手証券会社では、IPOの当落情報をメールで受け取れる設定が可能です。具体的には、
- SBI証券
- 大和証券
- 野村證券
- 日興証券
上記の証券会社では、IPOの当落情報をメールで受け取るように設定できます。
基本的にメールの設定項目で選択するだけでOKです。
SBI証券でも最近になってできるようになりました。
些細なことですが、サクサクと当落が確認できるのでおすすめです。
SBIチャレンジポイントを貯めるのに割り切る
どうしてもIPOに当たらなくて困っていると言う場合は、SBI証券のチャレンジポイントを貯めることに特化するのがおすすめです。
IPOに必要なチャレンジポイントを集めれば、確実に当選することができます。
人気のIPOに関しては多くのポイントを集めなければなりませんが、それでも確実に当選できるのは大きな魅力です。
IPOポイントを貯めることを目的として、IPOに参加していくと余計なストレスはかかりません。むしろ、ポイントが溜まって嬉しくなります。
S級と呼ばれるIPOは、チャレンジポイントが200以上必要であるため、個人的には有望かつ150ポイント程度で当選できるIPOを狙うのもおすすめです。
【番外編】前知識をセカンダリー投資に生かしてみる
IPO(新規公開株)に参加する人の殆どが「初値予想」をすると思います。
IPOは公募割れと言って損失リスクもあるため、IPOを見極める必要があるからです。
その意味では、一般の投資家よりも銘柄について詳しいアドバンテージがあります。
こうした前知識を生かしてセカンダリー投資に挑戦してみるのも一つの手です。
セカンダリー投資はボラティリティ(流動性)が高く、短期間で2倍~3倍になるようなケースも目立ち、資産を伸ばす上で有効な手段です。
ハイリスクハイリターンとなりますが、個人的には有効な投資法と考えています。
IPOに当たらない時にやるべき対処法まとめ
IPOが当たらないと言っても、やれることは意外にも沢山あります。
特に、SBI証券のチャレンジポイントを集める手法は確実性があっておすすめです。
時間はかかりますが、のんびりとやっていくと良いでしょう。
また、主幹事の回数が多い証券会社を増やすと、1年間で当選がゼロという事態は防げる可能性が高まります。
IPOをやめるのはもったいない!
IPOは全ての投資の中でも最も投資妙味があると言っても過言ではなく、当たらないからといってやめてしまうのはもったいないです。
できる限りのことをして、IPOとは上手に付き合っていくことがおすすめです。
落選が続く時はぜひ今回のまとめを参考にしてみて下さい。
サンロック
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