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こんにちは。サンロック(@investor77777)です!

公募・売出株(PO)投資に興味を持っている方が多く、こちらのページではPO投資について詳しくまとめています。

PO投資については具体的には過去に何度か、リクルートホールディングス(6098)の公募売出しが行われていますが投資したいと思わせるメリットがありました。

過去の結果をみる限りでも銘柄によっては投資妙味があると言えるでしょう。

今回はPOとは何か?またメリット・リスクについて整理しましたので、興味のある方はチェックしてみて下さい。

そもそもPO(公募・売出)とは?

POという言葉は目にしたことがあるかもしれませんが、かいつまんでご説明するとこれは既上場企業が新たに発行する株式のことを指します。これを公募と呼びます。

また、既に発行されたものについては売出と呼ばれています。

これから新たに株式が発行されることを『公募増資を行う』と呼ぶことが一般的ですが、これが発表されると株式の希薄化が懸念されて一時的に企業の株価が下がることがあります。

既存の株主からすると『公募増資』は嫌なものですが、そうでない投資家からするとチャンスになる場合があります。

なぜなら公募増資には、投資家にとってメリットも存在するからです。

PO(公募・売出)投資のメリット

POに投資するメリットは、基本的に株価がディスカウントされて販売される点にあります。
メリットについては、この一言で集約することができます。

普通に考えれると、株式がディスカウントされた状態で買えるのはお得です。
コツコツとサヤ取りをすれば利益が得られると考えられ、それらは決して間違った考えではありません。

一方でリスクもあるので注意が必要になります。

PO投資のリスク

株をディスカウントされた状態で入手できても、売却するまでに期間があるので確実に利益が得られるとは限りません。

値動きの激しい株式を購入した場合、売却時には購入価格を下回るリスクもあります。

そのためあらかじめ空売りをしておくことで、ディスカウント分だけ利益を得ようとする『サヤ取り』と呼ばれる手法があります。

しかし、公募増資の空売りについては2011年に金融庁の規制が入りましたので、基本的に上記の手法は困難になりました。

公募増資に関連する空売り規制(金融庁)

仮に規制に該当しない方法があったとしても、逆日足と呼ばれるリスクが存在します。

逆日足は、空売りが増えることで『株の貸し手』が減ってしまい、その分の手数料を投資家が補わなければいけない仕組みを指します。

POでは空売りが増えるため、逆日歩が発生してしまうことがあります。

PO投資を行う場合のポイント

前述した通り、PO投資にはさまざまなリスクが伴います。

そこでIPO(新規公開株)と同じようにPOにも参加指標となる条件があります。

具体的には、

  • 優良大型株
  • ディスカウント率が高い
  • 逆日足のリスクが低い
  • 空売り可能な株式を選ぶ

がポイントになります。

優良大型株

優良大型株は動きの変動が激しくないので安心感があります。大型株は株式数が多いため、大きな下落が起きにくいメリットがあります。その上、優良企業であればより一層の安定感が期待できます。

ディスカウント率が高い

また、当然ですがディスカウント率が高ければ高いほど望ましいです。
POの募集は頻繁に行われるため、こまめにチェックするのがおすすめです。

逆日足リスクが低い

最後に逆日足ですが空売りが多すぎると発生するため、逆日足にならないかどうかこまめに売り残を確認しておく必要があります。

松井証券やカブドットコム証券の一部の銘柄において、一般信用取引ですと逆日歩は発生しない場合もあります。

冒頭でリクルートホールディングス(6098)の公募売り出しに『メリットを感じる』と書いたのも、こうした条件の多くをクリアしているからでもあります。

PO投資のメリット・リスクのまとめ

PO投資には株式がディスカウントされるという明確なメリットがありますが、一方でリスクもありますので、今回挙げたような参加指標をクリアしていないと、積極的には参加しにくい側面はあるかもしれません。

ただ、基本的には条件さえ揃えば、PO投資も充分に妙味があると思います。

またIPO(新規公開株)もそうですが、誰もが上がると思う株式に参加するのはもちろん、微妙といわれるIPOで利益を出している方もいます。

その意味では、PO投資についても工夫次第では良い利回り投資になれる可能性を秘めていると言えるでしょう。

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