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ロボアドバイザーの手数料

こんにちは。サンロック(@investor77777)です!

2018年以降、新しい投資が次々と登場していますが、その中で定着してきたと言えるのロボアドバイザーではないでしょうか?

ロボアドバイザーは投資信託ないし、ETFの自動積み立てが可能なサービスであり、若年層から高齢層まで幅広い投資家の方々に普及しています。

本記事ではそんなロボアドバイザーの手数料は高いのか?検証したいと思います。

手数料が高いという問題をどう捉えるか?

ロボアドバイザーに関しては「仕組みそのもの」について批判的な声を聞いたことはほぼありません。圧倒的な労力と時間のコストは大きなメリットです。

一方で最大のデメリットと言われているのが「手数料の高さ」です。

信託報酬手数料の相場は1%前後であり、自分自身で資産運用商品をネット購入する場合は0.5%を切ることも多く、高いと感じても不思議ではありません。

国内のロボアドの手数料のデータは以下をご確認下さい。
ロボアドバイザーの特徴・手数料の比較まとめ

ただ、突き詰めて考えるとロボアドバイザーの手数料については、一概には言えない部分があると考えています。

THEO(テオ)の場合

theoの手数料

ロボアドバイザーの代表格であるTHEO(テオ)はSBI証券とも提携しており、よく目にする方も多いのではないかと思います。

THEO(テオ)の信託報酬手数料は3,000万円まで年率1.0%となっています。

そんなTHEO(テオ)の手数料に関しては、高いという認識はありません。
これは類似サービスと比較してみると良く分かります。

THEO(テオ)の取扱銘柄数と運用パターンに注目

まず、THEO(テオ)の取扱銘柄数は30~40銘柄に及び、これは他の代表的なロボアドバイザーサービスの5倍以上に及びます。

また、運用パターンについては40倍以上もの開きがあります。

同じ信託報酬手数料でも、内容には大きな開きがあるのです。

項目THEOの場合A社の場合
取扱銘柄数30~40銘柄6~7銘柄
運用パターン231通り5通り
リバランス頻度毎月最長6ヵ月

これらのデータはあまり認知されていませんが、THEO(テオ)の場合は、リバランスも含めた膨大なコストが費やされています。

私自身もロボアドバイザー専門の勉強会に参加し、細かなデータを入手したことで知った事実でもあります。

ロボアドバイザーは利回りが高いほど良いわけではない

rimawari

ロボアドでは一見すると、より利回りが高いサービスが評価されがちですが、THEOでは地合いが良い時も、悪い時も安定した成果が出せるように設計されています。

高利回りを叩き出すということは、それだけのリスクをかけていることであり、地合いの悪化時にはパフォーマンスが落ちるリスクがあります。

THEO(テオ)はその点まで考慮した上で、人口知能による自動積み立てを可能にしてくれている点は押さえておきたいポイントです。

このようにTHEO(テオ)にかけられたコストを踏まえると、他サービスど同じように手数料が高いとは言い切れない側面はあると思います。

手数料が安いロボアドバイザーはあるのか?

それでも、ネット上で投資商品を購入するのと同じような手数料体系でロボアドバイザーを運用したいという場合には、以下の二つのサービスが存在しています。

  • 松井証券「投資工房
  • マネックス証券「マネックスアドバイザー」

マネックスアドバイザーの手数料はかなりの低水準

中でもマネックスアドバイザーの手数料は業界最安値水準であり、サービス利用料は年率は何と0.3%となっています。

米国株にも強いマネックス証券であれば、低コストで国際分散投資が実現できます。

マネックスアドバイザーのデメリット

マネックスアドバイザーズのデメリットとしては、商品数の少なさが挙げられます。

運用する銘柄は世界最大級の資産運用会社「ブラックロック・グループ」が提供するため質の面には問題ありませんが、THEO(テオ)のような選択の自由は限られています。

それでも手数料という観点においては、「ロボアドバイザーの手数料は高い」という概念を覆したと言っても過言ではありません。

ロボアドバイザーの手数料は高いのか?のまとめ

ロボアドバイザーに関してはETFの自動積み立てができるということで、かなりの普及を見せ始めています。

時間とコストを圧倒的に削減してくれるAI投資は利用しない手はありません。
一方で、どうしても気になるのが手数料ということでした。

全体の結論

全体の結論としては、ロボアドバイザーの手数料が高いか安いかはサービスによって異なると言うことになります。

マネックスアドバイザーでは明らかに手数料は安く、THEO(テオ)についても銘柄数、運用パターン、リバランスコストのリソースを考慮すれば高いとは言い切れません。

ロボアドバイザーは目先の運用成績や広告といった派手さに目を取られがちですが、掘り下げていくと利用すべきサービスが見えてきます。

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