【IPO】三菱地所物流リート(3481)が上昇した理由を振り返る

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三菱地所物流リート投資法人(3481)を振り返ると共に、今後のリートIPOの参加について整理しておきたいと思います。

無事にプラスリターンで終わった三菱地所物流リートですが、先行して上場した三井不動産リートより大きめのリターンとなっています。

なぜ、このような違いが出たのか、リートIPOに参加する上でのポイントは何か。
リートIPOに関心のある方はご確認下さい。

三菱地所物流リート投資法人の初値が上昇した理由

三菱地所物流リートは、先に上場した三井不動産リートの初値結果が公開価格前後だったことからも、初値は厳しいのではないかという声もありました。

先に上場していた三井不動産リートの初値結果は下記の通りです。

三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(3471)の初値結果

公開価格:27,0000円

初値価格:271,400円

上記を見ると、三菱地所物流リートも厳しいと考えるのは当然と言えます。
ブランド力のある三井不動産でも、公開価格ギリギリだったというのは不安要素です。

三菱地所物流リート投資法人(3481)の初値結果

しかし、三菱地所物流リートの結果は公開価格26,0000円に対して、初値は27,4000円と安定した結果を残す形になりました。

更に初値形成後も株価は上昇しており、力強い動きを見せています。

では、なぜ三菱地所リートは上昇したのでしょうか。

上場時期と地合いの違い

三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(3471)も本来は上昇が期待できるIPOでした。

しかし、この時期は日経平均が右肩下がりを続けた頃で、底にいる状況でした。
当然、買い意欲は乏しい状況です。

加えて三井不動産リートが上場する2016/08/02は、夏枯れ相場の真っただ中でした。

その意味で、三井不動産リートは地合いに恵まれていなかったと考えられます。

三菱地所物流リート上場時は買い意欲あり

一方で、三菱地所物流リートは直前で地政学的リスクによる下落は合ったものの、基本的には日経平均2万円前後の好調時にあり、リート指数についても明るいニュースが広まっていました。

つまり、順当に行けば三菱地所物流リートは上がると考えることができます。

初値予想の難しいIPOほど、地合いに左右されることが分かる事例だったと思います。

先行する三井不動産リートの動きが安心感を生んだ

三菱地所リートが上昇できたのは、先行して上場した三井不動産リートが初値形成後に上昇しているという安心感もあったと考えられます。

三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(3471)の現在値

公開価格:27,0000円
現在価格:32,1000円(9/15)

三菱地所リートに関しても、初値が振るわなくても長期保有すれば損はしないという安心感から、良好な初値に繋がったと考えられます。

三菱地所リートに関しては全ての人が初値売り目当てではなかったことも大きかったと言えるでしょう。

三菱地所物流リート投資法人のIPOのまとめ

三菱地所物流リート投資法人が上昇した背景を振りましたが、初値がディテールに左右されていることが分かります。

三菱地所物流リート投資法人が上昇したのは、下記の理由になります。

  • 大手ブランド力が合った。
  • 地合いが水準以上だったこと。
  • 先行する競合他社が値を上げたこと。

三菱地所物流リート投資法人は上昇したものの、今後のリートIPOについては楽観できる状況ではありません。

三菱地所物流リートをはじめ、今後のリートは東証リート指数の動向を確認しながら予測を立てることが肝心です。

リートIPOに限らず、微妙IPOはディテールに左右されるため、参加する上では徹底的なリサーチが必要になります。

その意味では、予想が難しいと思うIPOの場合は、参加しないことも一つの手です。

インベスター
IPOの予想は生もので難しいので、今後も注意していきましょう。