株式型クラウドファングとは?メリットと日本のサービスまとめ

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2015年の金融商品取引法の改正で、日本で解禁された株式型クラウドファンディングに大きな期待と注目が集まっています。

日本初のサービスとしてはファンディーノが著名ですが、本ページではそもそも株式型クラウドファンディングとは何か?利用することのメリットやリスクを解説しています。

また、日本で利用できるサービスも一覧にまとめましたので併せてご確認下さい。

株式型クラウドファンディングとは何か?

株式型クラウドファンディングとは一言で言うと、ネットを通じて非上場企業の株式に投資することができるサービスです。

具体的には、日本では困難とされていた未上場の『ベンチャー企業』や『中小企業』の株式を購入することができます。このサービスは2015年の金融商品取引法の改正で実現し、現在は株式投資家を中心に大きな注目を集めています。

株式型クラウドファンディングの仕組みとは?

基本的には「クラウドファンディング」の仕組みを活用して、インターネット上で投資家と企業を繋げていることが特徴です。

クラウドファンディングは、ネットを通じて多くの投資家から出資金を集め、さまざまな形で還元していくことが特徴のサービスです。

株式型クラウドファンディングは、企業がそのクラウドファンディングを通じて資金を集め、株式という形で投資家に還元する仕組みを採用しています。

クラウドファンディングを利用することでwin-winの関係が実現

企業側のメリットとしては、株式市場に上場していなくても資金調達が可能になります。

上場するためには厳しい条件をクリアする必要がありますが、株式型クラウドファンディングを利用すれば、上場せずとも資金が集められます。

これにより投資家の立場からも、原石が眠る未上場株に投資できるwin-winの仕組みが作り上げられるのです。

株式型クラウドファンディングの投資ルール

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株式型クラウドファンディングの基本ルールは以下の通りです。

  • 投資可能額は1人につき50万円以下まで。
  • 購入の申し込みから8日間は、申込みの撤回や解除が可能。
  • 購入手続きはクラウドファンディング業者のウェブサイトを通じて行う。

基本的に投資金額は、1社につき50万円以下までとなっていますが、複数投資することは可能です。1社に対して多額の投資はできませんが、その分リスクは分散されます。

また、購入手続きに関しては共通の媒体はなく、各クラウドファンディング業者のウェブサイト上で行うことになります。

細かいルールに関して業者によって異なりますので注意しましょう。

株式型クラウドファンディングのメリットとは?

株式型クラウドファンディングのメリットは、何と言っても成長著しいベンチャー企業・中小企業の株式を購入できる点にあります。

日本には上場していないものの、魅力的な企業は数多くあります

成長性と言う観点では、ソフトバンクや楽天等の大手企業も元をたどれば、未上場企業からスタートしています。未上場企業と言ってもさまざまですが、有望な企業も確実に存在します。中には大化けするような企業も存在するはずです。

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出資した企業が上場する可能性もあり、企業の成長に併せて株式の価値が高まるメリットが享受できます。

また、一般的なクラウドファンディングと同様に、出資者を応援して成長を見守る楽しさもあります。自分が共感できる企業、伸びると思う企業に投資し、その株主になれるのは株式型クラウドファンディングだけです。

株式型クラウドファンディングのデメリットとリスクは?

株式型クラウドファンディングには注意点がいくつかあります。

第一に、好きなときに売却したり追加購入が難しいことがあります。

一般的な株式相場はセカンダリーマーケット(流通市場)と呼ばれ、既に発行されている株式の取引が行われますが、株式型クラウドファンディングはプライマリーマーケットと呼ばれ、新たに発行される株式を投資家が購入する形になります。

よって、非上場株式は流動性に欠け、短期売買による値上がり益が追求できない側面があります。そもそものコンセプトとして、投資先の会社や事業に対して応援するという目的で作られたサービスということを抑えておきましょう。

その他のデメリット一覧

それ以外にも以下の注意点があるので一覧にしました。

  • 会社によっては配当が支払われない場合がある。
  • 投資先の会社が倒産した場合、投資金額が戻ってこない場合がある。

デメリットを見ても、上場株式との違いやリスクが分かると思います。

未上場企業は、上場企業のように監査法人による会計監査を受けているわけではありません。
そのため業績悪化や、倒産した場合のリスクについては充分に留意する必要があるでしょう。

日本国内の株式型クラウドファンディングサービス一覧(予定含む)

一通り株式型クラウドファンディングについて解説してきましたが、基本的なルールを除けば、それぞれの業者によってサービスの内容は事なってきます。

そのため実際に始めたい場合は、各サービスの公式サイトを確認するようにしましょう。

こちらではサービス開始予定も含める、日本国内の株式型クラウドファンディングサービスの一覧と特徴をまとめています。

1.ファンディーノ(Fundinno)

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ファンディーノは日本初の株式型クラウドファンディングです。
既に投資家募集は始まっており、登録することが可能です。

本格的に投資ができるようになるのは2017年春頃を予定されていますが、早くも大きな話題を集めています。

その特徴としては、エンジェル税制適用企業に投資可能で、節税できる場合や、株主優待を実施する企業に投資できることもあります。

さらに、ファンディーノでは投資した企業のIR情報が定期的に確認でき、業績や財務を確認できるなど、投資先の情報が充実しているのも魅力です。

ファンディーノの公式サイト

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2.エメラダ(Emerada)

エメラダは未上場株に投資できるサービスで、ファンディーノに次いで2017年サービス見込みの注目のサービスです。

特徴としては、未上場の中小規模の企業に光を当て、適切な財務評価と情報開示に基づき透明性を持ったプラットフォームの構築を目指し、金融市場の未開拓領域に取り組むことがコンセプトとされています。

大手金融機関出身者によって立ち上げられた本格的なサービスであり、今後注目されることが予測されます。こちらについてもサービスが開始次第、適時更新していきます。

エメラダの公式サイト

エメラダ

3.スマートエクイティ

スマートエクイティのメインは投資型クラウドファンディングになりますが、株式型クラウドファンディングも取り扱うということで過去に話題となりました。

2016年にサービス開始予定となっていましたが、実際の開始にはもう少し時間がかかる見込みとなっています。

特徴としては証券会社が運用するクラウドファンディングであり、API証券株式会社によって提供されています。日本証券業界に加入しているので、安心感がありますね。

実際のサービスが開始されましたら、こちらのページで更新していきます。

スマートエクイティの公式サイト

スマートエクイティ

株式型クラウドファングとは?全体のまとめ

株式型クラウドファンディングとは、2015年の金融商品取引法の改正によって生まれた新しいサービスです。

現在開始しているのは、ファンディ―ノだけとなっていますが、2017年以降は続々と新規サービスが開始され、大きな盛り上がりを見せることが予測されます。

メリット・デメリットがあり、まだ全貌が見えない部分もありますが、金融市場の未開拓分野に踏み込み、新たな可能性を提示することは間違いありません。

投資上限金額も1社につき50万円までと、少額投資でリスクを抑えた投資が可能であるため、まずは気軽に始めてみるのが良いでしょう。

ぜひ、法改正による金融市場のメリットを、一足早く体感していきましょう。