マクロミル(3978)のIPO初値予想と分析!大和証券主幹事

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マクロミル(3978)のIPOの初値予想と考察を行います。

マクロミルは知名度が高く、アンケートモニターとして馴染みがある方もいるかと思います。ジャンルは「IT系」で、個人投資家に人気の分野になりますね。

一見すると初値は上がりそうですが、分析していくと評判通り難しさを抱えたIPOであることが分かります。予想難易度は非常に高いIPOです。

正確に初値予想をするにはマクロミル(3978)のメリット・デメリットを洗い出し、総合的に見ていく必要があるでしょう。

マクロミル(3978)のIPO基本情報

会社名 :マクロミル(3978)
市場  :東証マザーズ
想定価格:2,050円
吸収金額:560億円
主幹事 :大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券
申込期間:2017/03/06 (月)~2017/03/10 (金)
上場日 : 2017/03/22 (水)
事業内容:オンラインを中心としたマーケティング・リサーチ及びデジタル・マーケティング・ソリューションの提供
業績  :C~D
IPO評価:D

マクロミル(3978)の初値予想のポイント

マクロミルは、知名度が高い・人気のIT系と初値が期待できる要素を抱えていますが、それ以上にデメリットが目立ちます。

IPOとしてのデメリットを洗い出すと、

・過去にTOBによる上場廃止をしている。
・売出株式比率が高い。
・吸収金額が560億円と莫大。

・IPOとして出口案件が懸念される。
・ベンチャーキャピタルがズラリと並ぶ。
・近年になって黒字化。
・PERに割安感がない。

これらデメリットは、メリットをかき消すほどインパクトがあります。
特に前回上場廃止している点を考慮しても、投資家から敬遠される恐れがあります。

吸収金額は560億円と規模が巨大な反面、売りがこなせるか?と考えれば懐疑的です。

こうした背景を見る限り、公募割れを視野に入れるべきIPOだと考えられます。

マクロミル(3978)の事業内容の分析

マクロミル(3978)がIPO初値の観点で厳しいことは明白ですが、事業内容について最低限抑えておいて損はありません。

と言うのも、過去にIPOとして散々酷評されてきたgumi(3903)のように、初値は振るわなくても、上場した後に株価を伸ばすケースがあるからです。

マクロミル(3978)の事業内容とは?

マクロミルと言えば国内アンケートモニタの最大手として知られています。
これらは総じて、「オンライン・マーケティング・リサーチ」事業と呼ばれます。

事業業績については、2017年2月8日に発表された2017年6月期の業績予想を見ると、2016年と比べて伸長していることが分かります。
2017年6月期の業績予想について

赤字が続いていましたが、売り上げに関しては好調。数字だけ見るとネガティブな要素だけではありません。

ここに注目!その他の収益源について

マクロミルはマーケティングリサーチを手掛けるマクロミルグループの他に、収益源として「MetrixLabグループ」が存在しています。

広く知られていませんがマクロミルは2014年に「MetrixLabグループ」を買収し、世界規模でマーケティング・リサーチ事業の展開を開始しています。

このM&Aによるグローバル戦略はマクロミルの大きな柱になっています。

「MetrixLabグループ」の事業内容は?

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「MetrixLabグループ」は、海外のFMCG業界(※)の顧客を中心に取引をし、オンライン・マーケティング・リサーチ、デジタル・マーケティングのサービスを提供しています。

※日用品のこと。生活に欠かせない、低価格の消費者向けの製品。

「MetrixLabグループ」の売上収益は7,370百万円と、マクロミル全体の売上で大きな割合を占めます。北米、欧州、アジアの各地でも高い成長が見込まれており、この点において伸びしろが感じられます。

マクロミル(3978)の事業内容の分析まとめ

国内リサーチ業界は競合が激しく、高成長が望めない部分があります。

一方で、マクロミルのグループ企業である「MetrixLab」は、グローバル展開をしており、エリアを拡大させながら成長しています。

近年、売上が伸びる一方、利益率が悪化しているのは「MetrixLabグループ」も影響している可能性があります。マクロミルは利益面さえ改善すれば、投資余地を残した企業と考えられるでしょう。

業績の伸び率をみても、さらに時価総額を伸ばしてもおかしくありません。

マクロミルの(3978)のIPO初値は要注意?

マクロミルの(3978)のIPOにおけるメリット・デメリットを洗い出してきました。

それらを天秤にかけてもなお、初値に関しては注意が必要です。
やはり事業内容・業績以前に心証が悪く、買いが集まらない可能性があります。

機関投資家の評価が低い場合、仮条件が下方修正される恐れもあります。

吸収金額も560億円と大きく、総合的に見てもスルーが賢明と言わざる得ません

マクロミルの(3978)のIPOに参加する時のポイント

リスク覚悟でマクロミル(3978)に参加する場合は、以下の点を確認して下さい。

・今後、上場先はどこになるか?(東証1部or2部orマザーズ)

・仮条件価格はどうなるか?(下方修正された場合は注意が必要)

・株式市場の地合いはどうか?

現時点(2/13)でマクロミル(3978)の上場先は確定していませんが、東証1部で決定すれば、560億円の吸収金額も標準クラスになるので好ニュースになります。

また、仮条件が下方修正されると予測されていますが、そうならなかった場合は評価が一転するでしょう。そこで流れが変わる可能性があります。

全ての要素がかみ合えば、公募割れ回避の可能性もゼロではありません。

マクロミルの(3978)のIPO初値予想

色々と分析をしてきましたが、IPO初値予想は以下になります。

想定価格:2,050円

仮条件価格:1,900-2,100円

初値予想:1,800円~2,100円 1,800円~1,950円(3/13更新)

※仮条件によって初値予想が変わる場合があります。

予想は通常ラインから、全てが噛み合った場合の予想まで幅を持たせています。
リスク回避するなら不参加が妥当のIPOです。

ただ、今回まとめた通りデメリットだけではなくメリットも存在しています。

直近上場したレノバとユナイテッド&コレクティブは初値予想通りの動きとなっています。
IPOの流れは良好と言うこともできます。

参加を検討する方は、今回挙げたポイントをご参考にしてみて下さい。

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