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大注目と言えるJR九州(9142)の仮条件が発表されました。

数値は以下の通りになります。

  • 想定価格:2,450円
  • 仮条件価格:2,400-2,600円

仮条件は上限も下限も広がる結果となり、強弱均衡となっています。
ただ、上方修正の幅の方が広いのでやや強気と言えるのではないでしょうか。

JR九州(9142)の仮条件をどう見るか?

仮条件の上方修正が予想される中で、一部下方修正された点については意外に思う人もいるかもしれません。

日本郵政・LINEの成功を受けて強気ムードですが、機関投資家は一定の評価をした上で幅を持たせた評価を下しています。これは、JR九州の鉄道サービス事業の採算性・収益性の改善が求められている側面もあるからです。

JR九州(9142)のIPOの懸念点

JR九州で不安な面を挙げるとすれば国から預かっている「経営安定基金」の問題、鉄道事業の採算がポイントになるでしょう。

基金と事業の採算問題については下記の記事をご参考にして下さい。
JR九州(9142)の長期的な株価予測と分析

業績については全体としての収益性は良好なものとなっているため、あまりネガティブになり過ぎる必要ないと言えます。

強気は継続

懸念点はあるものの仮条件価格を見る限り上方修正の幅の方が広いため、強気は継続ということができるはずです。

機関投資家が仮条件を決めた要因は以下の通りです。

  • 高いブランド力と鉄道ネットワークを基盤とする駅ビル・不動産事業は収益性が高く今後の成長も期待できること。
  • 良好なキャッシュフローと資本基盤を背景に安定的な配当方針を掲げていること。
  • 九州の人口動向や経済状況に影響を受ける状況にあること及び運輸サービス事業の採算性・収益性の改善が望まれること。(JR九州公式サイトより抜粋)

概ね評価は高いですが一方的な強気の仮条件の上方修正とはならず、弱気含みの価格設定となっている点は抑えておくべきです。

とくに大量取得を検討する場合は、考えられるリスクについても想定しておく必要はあるでしょう。仮に公開価格が上限で決定しない場合は要注意です。

IPO初値予想や参加スタンスに変更はあるか?

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基本的にIPO初値予想、参加スタンスに変更はありません。

不安含みの強気というスタンスは以前から変わらず、初値予想は公開価格が決定した場合にのみ再度変更する可能性はあります。
【JR九州】九州旅客鉄道(9142)のIPO初値予想!株主優待も充実

仮条件は一部下方修正されていますが、現状の地合いが続くのであればbull(強気)で問題ないでしょう。

LINE(3938)の第1回目の仮条件価格発表の際にも下方修正になった経緯があります。
大型IPOについては往々にして慎重な姿勢になることがあり、それ自体は普通のことです。

ただ、今回の仮条件で公開価格が2,500円以下で決定する場合は、公募割れの可能性も充分出てくるためその点だけは念頭に入れておきましょう。

まとめ

  • 仮条件価格は下方修正と上方修正の両含み。
  • 上方修正の幅の方が広く、仮条件としては強気継続。
  • 個人投資家に比べ機関投資家の評価は幅を持たせたている。
  • 現在の地合いが続くのであれば公募割れのリスクは低い。

現時点での判断としては、参加継続で問題ないと見ています。

地合いや市場マインドによって初値が変わりやすい価格帯なので、上場日となる10/25までは注意深く状況を見守りましょう。

ブックビルディングの状況も含めて細かく観察することをおすすめします。

仮条件価格の発表はあくまでJR九州(9142)を初値予想する上での判断材料になりますが、長期投資する場合はまた別の話になります。

長期投資を検討している方は前述した株価予測の記事もご参考にして下さい。

いずれにせよ、良い流れで上場を成功し皆がハッピーになれる展開を希望します^^

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