デジタルアイデンティティ(6533)のIPO初値予想と分析!みずほ主幹事

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デジタルアイデンティティ(6533)のIPOが上場承認されましたので初値予想を行います。

串カツ田中(3547)、カナミックネットワーク(3939)との同時上場になりますが、IT関連・急成長企業・マザーズということで期待が持てますね^^

一方で初値予想に関しては、同時上場・売出株・VCの状況を見ても一筋縄ではいきそうにありません。

デジタルアイデンティティ(6533)については考察すべき要素が多く、今回はそれらについてしっかり整理しておきたいと思います。

1.IPOの必要情報

会社名 :デジタルアイデンティティ
市場  :東証マザーズ
想定価格: 1,540円
吸収金額:6.38億円
抽選申込み期間 :2016/8/29 ~2015/9/2
上場日 :2016/9/14
事業内容:運用型広告、SEOコンサルティング、クリエイティブサービスを主要サービスとするデジタルマーケティング事業、アプリの企画・開発・運営を行うライフテクノロジー事業
業績  :A
IPO評価:A
主幹事 :みずほ證券
その他幹事 :マネックス証券、SBI証券、日興証券、岡三証券、
いちよし証券、エース証券

2.デジタルアイデンティティ(6533)のIPOの事業内容は?

目論見書を読むと事業内容は以下の通りです。

  • 運用型広告
  • SEOコンサルティング
  • クリエイティブサービスを主要サービスとするデジタルマーケティング事業

おそらく会社のページを見てもサービスの数が多すぎて良く分からないという人もいると思います。それほど手広くやっている印象があります。

直近の実績を見て行くと『WEBサイトの制作・運営』で結果を出しているのが分かります。

SEMコンサルティングと呼ばれるSEO・リスティングと言った検索エンジンのマーケティングサービスも目立ちますが、『WEBサイトの制作・運営』が基本軸になっていると考えると分かりやすいです。

仕事の受注先も大手企業も含まれ、1つ1つの仕事をキチンと積み重ねてきていることが良く分かります。IT関連の場合、内容が伴わない企業もありますが、デジタルアイデンティティ(6533)については実態の伴った企業と言えます

実際にGoogle社から「プレミア Google Partner」に認定されるなど、優れた企業であることが証明されています。

取締役の石田氏の話を聞いも『広告は手段に過ぎない』と理念が伝わってきます。
ITという競争の激しい分野で結果を出している点は評価に値します。

Facebookページの制作など、時代に対応したWEBサービスが提供できているので将来性にも期待が持てます。

3.IPO初値予想をする上でのポイント

事業内容はIT関連として安定して成長していて業績も好調です。

来季のEPS(1株利益)から算出されるPER(割安指標)もそれほど高くなく、買われやすい水準です。企業の成長性、PERを加味しても上場ゴールになるIPOではありません。

初値予想の観点では、同日上場よりも気になるのが売出株やVC(ベンチャーキャピタル)の多さです。ベンチャー企業として成長しているため、出資者などは多いです。

デジタルアイデンティティは事業内容は申し分なく、高騰しそうなIPOに見えますが初値は抑えられる危険性は充分に考えられます。

4、IPOの当選とセカンダリー戦略について

デジタルアイデンティティ(6533)はみずほ証券が主幹事です。

IPOの枚数はプレミアレベルであり、現実的にみずほ証券での当選は厳しいです。

一方で、3社同時上場によって資金やポイントが分散されるSBI証券であれば当選の可能性は残ります。資金やIPOチャレンジポイントがある方は、早い段階でSBI証券での戦略を考えることが得策です。

また、前述した通り初値は意外と抑えられる可能性もあります。

デジタルアイデンティティ(6533)自体は優れた成長企業なので、一般的な初値予想よりも安く寄り付いたらセカンダリーの絶好のチャンスになります。

全体的な戦略としては王道で行くよりも、少しずらして攻める方が有効なIPOです。

5.デジタルアイデンティティ(6533)のIPO初値予想は?

デジタルアイデンティティ(6533)は人気のIT関連、マザーズ、吸収金額が軽量級と3拍子揃ったIPOです。業績も好調で、さらなる成長が期待されます。

基本的には高騰が期待されるIPOであることは間違いありません。

一方で公開株数合計360,500株に対して、売出が230,500株となっており売出の多さが気になります。ベンチャーキャピタルの保有も387,600株あり注意が必要です。

既に初値分析したカナミックネットワーク(3939)と比べても分が悪いイメージですね。

しかし、吸収金額は6.38億円と軽量級なので問題なくこなしてくるでしょう。

また、時価総額が30億円前後というのは、まだまだ安いと思います。

初値予想

高騰してもおかしくないIPOですが、いくつかのマイナスポイントを踏まえる必要があり、
精密なバランスを踏まえた初値予想は以下の通りです。

想定価格:1,540円
初値予想:3,000円

※仮条件の結果次第で変更する場合があります。

カナミックネットワーク(3939)が意外高になる要素を持っているとすれば、デジタルアイデンティティ(6533)はその逆の要素があると言えるかもしれません。

ただし、上昇は既定路線になりますので全力参加で問題ないでしょう。
前述した理由からセカンダリーも注目です。

9/14の3社同時上場はどうなる??

ポイントとしては、串カツ田中(3547)、カナミックネットワーク(3939)、デジタルアイデンティティ(6533)のどれを優先するか?ということに尽きます。

IPO初値の期待値は、
カナミックネットワークデジタルアイデンティテ串カツ田中

当選しやすさは、
串カツ田中デジタルアイデンティティカナミックネットワーク、になります。

どこに資金を集中し、セカンダリー戦略はどうすべきか?
工夫できる余地は大いにあります。

同日上場は残念ですが、それだけ戦略の幅も広がると言うこともできますね。

【補足】注目の株主構成

氏名 割合(%)とロックアップ
中村慶郎 24.85%(180日 or 1.5倍)
佐藤亨樹 24.85%(180日 or 1.5倍)
TSK capital㈱ 8.3%(180日 or 1.5倍)
慶キャピタル㈱ 8.3%(180日 or 1.5倍)
鈴木謙司 4.97%(180日 or 1.5倍)
清水賢 4.29%
金城聖薫 4.29%(180日 or 1.5倍)
正聖会 1.96%(180日 or 1.5倍)
石田孝之 1.93%(180日 or 1.5倍)
脇山季秋 1.71%(180日 or 1.5倍)

ロックアップ解除となる1.5倍は順当に超えてくると思われますが、上場時の売り浴びせには要注意。不当に売られるようであればセカンダリー妙味も出てきます。

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