東京都の高校サッカーTリーグが面白い理由

今、東京都の高校サッカーTリーグに注目しています。

正式名称は「高円宮杯U-18サッカーリーグ」で、通称「Tリーグ」と呼ばれています。TリーグはT1からT4までカテゴリがありますが、どのリーグも凌ぎを削っていて面白い。

その中でも群雄割拠とも言える状況にあるのが「T1リーグ」です。

T1リーグの躍進

T1リーグは前から注目しており2015年は関東第一高校がインターハイでベスト4に進出。駒澤大学高等学校が全国選手権でベスト4に。國學院大學久我山が決勝に進出と結果を出しています。

これだけの結果が出ている状況というものに興味があり、なぜ勢いがあるのか?
調べてみたところ、T1リーグそのものが戦国時代に突入していることが分かりました。

前述した3校に加えて、2016年のT1リーグは以下のクラブが所属しています。

・成立学園中学・高等学校
・FC東京U-18(B)
・都立 東久留米総合高等学校
・東京実業高等学校
・東京武蔵野シティFC U−18
・帝京高等学校
・実践学園高等学校

改めて一覧を眺めると、それぞれに個性があり、地力があることが見てとれます。
私自身が見た限りでは以下の通りです。

・成立学園は2016年T1リーグ初戦で周到な準備の元、素晴らしい仕上がりを見せました。
・東京武蔵野シティは、2015年のTリーグでは序盤に独走するなど存在感を発揮。
・東久留は都立高校ながら、常に安定した成績を残し、着実に進化を続けています。
・東京実業は同じく群雄割拠のT2リーグを勝ち抜け、非常に注目の存在。
・FC東京U-18(B)は、多くの才能が集まる宝庫。注目の選手も多数存在します。
・帝京は2015年の選手権では決勝まで進み、スタッフの想いと復活の兆しが見えます。
・実践学園は、2016年T1リーグの初戦で久我山に引き分け、2戦目で勝利するなど、
ハイプレスをベースにした安定した強さを発揮。

これだけ力のあるチームが、凌ぎを削り合っている現状こそ東京都の高校サッカーの躍進に繋がっているのは間違いありません。

もはや、何処が勝ってもおかしくないほど熾烈な状況にあります。

戦略面に目を向けると、T1リーグの中でも特に強いチームには高い守備の意識を感じます。

パスサッカーで知られる国学院久我山ですが、私が見る限りセンターバック、キーパーの選手の質が高く、チーム全体の高い守備意識こそ、近年の躍進に繋がっていると見ています。

駒澤大学高等が東福岡を苦しめたのも組織化された守備戦術でした。

やはり注目すべきなのが高い守備意識を備えているチームは多いこと。それが忠実に実践されている点にも注目です。

Jリーグのデータを見ても分かりますが、優勝するチームは最少失点に近いことが殆ど。
2005年のガンバ大阪のような例もありますが、ほぼ例外なく失点数の少なさは、順位に直結します。

サッカーに限らず結果を出す上で、データ(数字)はやはり大切です。

結果的にデータに基づく編成のチームが多いことが、T1リーグ全体の質の高さ、面白さに繋がっていると感じます。もちろんこれは面白さの1つに過ぎませんが。

こうして見ると、昨今の東京都高校サッカーの躍進は偶然ではなく必然であり、結果を残すことで人材が東京に集まるという好循環が生まれつつあります。

今のTリーグは非常に面白く、今後のTリーグからもますます目が離せません。

※共感して頂けたらシェアして頂けると幸いです。

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